法話集「心にじぃーん」より

心に残った葬儀

朝、ご門徒の娘さんから電話があった。「母が今朝亡くなりました」と。入院されていることは聞いていたが、まさか、そんなに具合が悪かったとは思ってもいなかった。ご主人の葬儀の後、住まいの近くでお墓を探されていて、たまたまうちを訪ねて下さったのがご縁であった。大学を卒業して寺に戻ってきたばかりの私を、「住職、あんた若いんだから頑張りなさいよ」といつも声をかけてくれた。お寺の行事にもよく参加して下さった。

この続きを読む


東京教区「心にじぃーん」「お坊さんの如是我聞」より
青樹 潤哉(あおき じゅんや 東京都文京区 專西寺住職)

このページのトップへ