真宗大谷派本山

真宗大谷派の本山は「東本願寺」で「真宗本廟」といい、御影堂には宗祖・親鸞聖人の御真影を、阿弥陀堂にはご本尊の阿弥陀如来を安置しています。

真宗大谷派本山東本願寺

http://higashihonganji.or.jp/

宗祖親鸞聖人の亡き後、聖人を慕う多くの人々によって聖人の墳墓の地に御真影を安置する廟堂が建てられました。これが東本願寺の始まりです。

東本願寺は、親鸞聖人があきらかにされた本願念仏の教えに出遇い、それによって人として生きる意味を見出し、同朋の交わりを開く根本道場として聖人亡き後、今日にいたるまで、門徒・同朋のご懇念によって相続されてきました。

親鸞聖人は、師・法然上人との出遇いをとおして「生死出ずべきみち」(凡夫が浄土へ往生する道)を見出されました。人として生きる意味を見失い、また生きる意欲をもなくしている人々に、生きることの真の意味を見出すことのできる依り処を、南無阿弥陀仏、すなわち本願念仏の道として見い出されたのです。

それは混迷の中にあって苦悩する人々にとって大いなる光(信心の智慧)となりました。そして、同じように道を求め、ともに歩もうとする人々を、聖人は「御同朋御同行」として敬われたのです。

どうぞ心静かにご参拝いただき、親鸞聖人があきらかにされた浄土真宗の教えに耳を傾け、お一人お一人の生き方をお念仏の教えに問い尋ねていただきたく存じます。

真宗大谷派の主な行事

報恩講

浄土真宗の教えを明らかにしてくださった宗祖親鸞聖人の教えをいただく法要で、私たち真宗門徒としては、一年の中で一番大切にしなければならない重要な行事です。

親鸞聖人は弘長2年(1262年)11月28日、90歳のとき京都で亡くなられました。

その後聖人の残された徳を偲び、毎月28日に門徒たちにより念仏集会が始り、この集会がさらに発展して、3代目の覚如上人によって法会(ほうえ)の基本形である「報恩講式」ができ「講」という形になり、親鸞上人のご命日にあわせて全国的に「報恩講」が行われるようになりました。

御遠忌

御遠忌(ごえんき)とは、もともと、50年ごとにお勤めされる宗祖の回忌法要のことです。東本願寺では、宗祖親鸞聖人に加え、特に近年から、中興の祖とされる第八代・蓮如上人の法要を御遠忌としてお勤めしてまいりました。

これら御遠忌を節目として、宗祖の教えや先達の願いに立ち返り、いま一度自らの生き方、生活の有様を見つめなおし、あらためて本願念仏の教えを受けとめるあゆみをすすめてまいりました。

平成23年は750回の御遠忌にあたり下記の行事が執り行われ、成願寺でも希望者を募り浄泉寺門徒の方々とともに、11月25日から27日の3日間、本山にて行われた「御正当報恩講」に参詣して参りました。

下の写真は平成23年11月25日御正当報恩講でのものです。
被災地からの参加ということで本堂最前列に席を用意して頂く。

宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌日程
 被災者支援のつどい 平成23年(2011年)3月19日(土)〜3月28日(月)
 御遠忌讃仰 平成23年(2011年)3月29日(火)〜4月18日(月)
 第2期法要 平成23年(2011年)4月19日(火)〜4月28日(木)
 御遠忌讃仰 平成23年(2011年)4月29日(金)〜5月18日(水)
 第3期法要 平成23年(2011年)5月19日(木)〜5月28日(土)
 御正当報恩講 平成23年(2011年)11月21日(月)〜11月28日(月)

帰敬式

帰敬式は「おかみそり」とも言われ、「仏」「法」「僧」の三宝に帰依し、宗祖親鸞聖人が明らかにされた「教え」に自らの人生を問いたずね、真宗門徒として新たな人生を歩み出すことを誓う大切な儀式です。

受式されますと、仏弟子としての名前である「法名」(釋○○あるいは釋尼○○)が授与されます。ともすると、法名は「亡くなってからいただければよい」と思われているかもしれません。しかし「帰敬式」は、お釈迦さまの弟子(仏弟子)になることであり、法名は、南無阿弥陀仏の教えにみちびかれ、仏道を歩む者となった新たな名のりです。したがって、生きている「今」受式することに、帰敬式の本来的意味があります。

○式次第
 真宗本廟法話  開式の辞  真宗宗歌斉唱  三帰依文
 剃刀の儀  執行の辞  法名伝達  誓いの辞
 勤行(正信偈[勤行本P3]、念仏・和讃[勤行本P97]、回向[勤行本P101]
 恩徳讃斉唱  閉式の辞

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